2010年4月6日

入学式と最近の宿題

今日、車での通勤途中、小学校や中学校の入学式に向かう新入生と保護者に遭遇しました。
ほとんどが、母親、父親と思われる人が付き添っていましたが、私には奇異に映りました。
私の世代だと、父親が、入学式に出席する事など考えられません。
実際、私は娘、息子の入学式には、出席していません。

会社で同僚にそれを話したら、最近では、それがあたりまえとのこと。
出席しない父親の方がめずらしいくらいだそうです。
その同僚にも小学生の娘さんがいて、何年か前に経験があるそうです。
最も、彼も基本的には私と同様の考え方なので、入学式で他の子供を押しのけて、自分の子供の写真を撮っている父親たちを見た時は、気持ちがさめたそうです。
しかし、そういう父親たちと、入学式という同じ土俵に立っている自分に、
複雑な思いを抱いたようです。

授業内容も昔とはだいぶ変わってきたみたいですね。
前出の同僚も、子供が、親の仕事について調べて、まとめてくるという宿題を出されて、大変困ったという話をしていました。
『テレビなどを開けると中に緑色の板が入っていて、これをプリント基板と言って…』
『プリント基板には、ICや抵抗などという電子部品がはんだ付けされて…』
などと説明したらしいです。
しかし、彼が一番困ったのは、
何で、そのプリント基板の仕事を選んだのか?
その仕事にどれくらいやりがいがあるのか?
といったたぐいの質問で、回答に苦慮したようです。

娘さんにいろいろ質問されて、答えている時、
プリント基板業界に入ってからの20数年が、走馬灯の様に
彼の脳裏を駆け巡っていたのではないでしょうか?

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