2015年12月18日

CEM-3  (コンポジット配線基板)

プリント基板の材料選定でFR-4とCEM-3で迷われる方がいらっしゃいます。
特にCEM-3の方はその特徴など、あまり知られていないようです。

コンポジット基板は2種類以上の基材を使った積層板で、外側にガラスクロス、内側に
紙やガラスマットなどを使用しています。
特にCEM-3は、FR-4に近い特性を持ち、加工性が良いのが特徴です。
従って、VカットもFR-4に較べて、加工後の残厚を厚めに残しても、容易に割る事が、
可能です。

スルーホールメッキ穴は通常ドリルで加工します。
CEM-3はその穴をプレスで打ち抜いて穴加工をする、パンチングスルーホール用に
開発された材料だという話を、聞いた事があります。(定かではありませんが…)
それくらい加工性が良いという事だと思います。

使用量など、条件にもよりますが、価格もFR-4に較べ、やや安価で提供できる場合が
あります。しかし、高周波特性がやや劣ると言われています。
プリント基板の材料選定の際、是非ご検討下さい。

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